4歳ごろになると、多くのお子様が一定の会話をできるようになります。また、ほどほどの語彙力や表現力も備わっているため、英語を習わせれば、ある程度の効果を得られることでしょう。加えて、英語を母国語のように正しい発音で習得する上で、4歳ごろから英語を習わせるのが理想的との見解もあります。
ただし、4歳という年齢の子供に、椅子に長時間座ってじっくりと英語を習う光景は期待できません。基本的には、英語を交えながら歌ったり踊ったりなど、アクティビティがメインのレッスンとなるでしょう。
子供にとってアクティビティは楽しいため、「英語が楽しい」と感じさせたいならば、4歳児から英語を習わせることに大きな意味があるでしょう。ただし、アクティビティを通じて習得できる英語は限られています。4歳から英語を始めれば小学校入学前には英語ペラペラになれる、などとは思わないようにしましょう。
7歳から英会話スクールへお子様を通わせる保護者の方も多いようです。7歳と言えば小学校に入学する年齢。椅子に座り、無理なく学校の先生の話に耳を傾けられる年齢でもあるので、英会話スクールでも一定の効果を期待できるでしょう。
また、小学校3年生からは英語が教科として登場するため、先取り学習をしておく意味でも、7歳から英会話スクールへ通わせることには大いに意味があります。
ただし、お子様の英語力について保護者が焦りを感じることは禁物。お子様が英語嫌いになっては本末転倒なので、保護者は「楽しく英会話スクールに通ってくれればいい」という程度の気持ちで、あまりお子様にプレッシャーを与えないことが大切です。
小学校の英語の授業を補強する目的、または小学校での遅れを取り戻す目的などで、10歳(小学校4年生)ごろから英会話スクールに通わせる例も見られます。
「10歳から始めても遅いのでは?」と思う保護者の方もいるかもしれませんが、10歳という年齢は論理的・抽象的な思考力が高まる時期でもあるので、子供によっては飛躍的な英語力の向上も見られます。そのため、4歳や7歳から英会話を習っていた子に、短期間で追いつき、追い越してしまう子供もいるようです。
ただし10歳という年齢になると、すでに「好きな科目」「嫌いな科目」が生まれています。英語を「嫌いな科目」と感じている状態で英会話スクールに通っても、期待したほどの効果が生まれない可能性がある点に注意が必要です。
教科に対する好き嫌いの感覚が育つ前に英会話スクールへ通わせ、「英語が楽しい」という感覚を育てたほうが良いかもしれません。
ここまでご説明した通り、英会話を始める年齢は、4歳からでも7歳からでも10歳からでも、それぞれの年齢なりのメリットがあります。英会話スクールの中には0歳向けのコースも用意されているところもありますが、0歳から英会話を始めても0歳なりのメリットがあります。
英会話は、「何歳から始めるのがベスト」という結論はありません。個性や性格、環境、きっかけ、目標などにより、それぞれが良かれと思えるタイミングで始めることこそがベストと考えましょう。
何歳から英会話を始めるかという視点ではなく、年齢に適した英会話を習うという視点のほうが、むしろ大事です。4歳の子供に対して座学中心で英会話を習わせても、大きな効果は期待できません。7歳や10歳の子供に詰め込み教育を行えば、英語嫌いになる可能性が大でしょう。
英会話スクールを探すときには、年齢に合った無理のないカリキュラムを用意しているところを選ぶことが大切です。